天地をつなぐ物語

1.天地をつなぐ物語
作詞:日木流奈  作・編曲:篠原敬介
2.いのちの森
作詞・作曲:石田桃子  編曲:篠原敬介
3.天地をつなぐ物語【Instrumenal】
Cell solo 苅田雅治
4.いのちの森【Instrumenal】
胡弓 solo 曹雪晶

Produced by ミネハハ
Directed by 篠原敬介/石田桃子
Vo ミネハハ
Cond 配島公二
Fl 旭孝
Cla 星野正
Obe 石橋雅一
Fago 大畠條亮
Horn 藤田乙比古 大見河満
Tp 数原晋 奥村晶
Tb 西山健治 広原正典 西田幹
Perc 高田みどり/草刈とも子
Harp 朝川朋之

Vl
篠崎正嗣/平沢仁
双紙正哉/村田幸謙
山本純/山田百子
キヤサリン・キャッシュ
高橋直之/山本千鶴
中村敬子
Va
馬淵昌子/大沼幸江
鈴木るか/遠山常身
Vc
苅田雅治/堀澤真己
柏木広樹

Cb 今野京/赤池光治
Pf 倉田信雄
胡弓 曹雪晶
Mastering Engineer 小橋雪男
Engheer 塩澤利安
Assistant Engineer 小山和洋

ミネハハインタビュー

融合、統合の歌。天と地は、外側にだけあるものではなくて、自分の中にも両面性がありますよね。それを両方とも自分の中の一つとして、認めて見つめて、見守りながら育てていってあげる。すべては自分の中から...。これが、ミネハハの「天地をつなぐ物語」。

第1章 日木流奈君との出会い

同じことを目指して、表現している人って、たくさんいると思うの。絵を描く人だったり、詩を書いたり、歌を歌ったり、踊りをしたり…etc。ルナ君の詩がある方からFAXで届いて、しばらくミネハハのコンサートの朗読コーナーで読んでいたりしたんだけど、どこにもこだわりがなくて、どこにも求め過ぎるものもなく、いい感じだったの。サラサラしていて。彼にいつか会えたらいいなあと思っていたんだけど、ポンポンポンとある人を通じて、またその人がある人を呼んできて、そしてある日突然に、ルナちゃんのところに連れていってもらって会えたの。すごく流れがスムーズだったんです。

そしてルナちゃんが、初めて会った時に、「ミネハハさん光ってるね」って。そして「心もきれい」なんて言ってくれちゃうからホロッといい気分になっちゃって、ウフフ.....。

そう、会ってみると重度の脳障害の男の子だったのね。でも全然最初はそれを知らなくて、FAXだけを見て、 「あ、この人に会いたい。同じ事言ってる。彼は文書で表現しているけど、私は歌で表現していくものが同じだから、会って、詩でも書いてもらおうかな。」という簡単な気持ちだったの。

つまり、詩がすばらしいので、誰が書いていてもよかったわけ。

自分の「いいところと悪いところを見つめ、認め、全部ひっくるめてひとつの自分に気付いて自分を愛しはじめた人たちが、手と手を取り合って、喜び溢れて、満たされていく事によって、家族も日本も世界もかわっていくんだよっていうことの詩を歌にのせて届けたいの。」と、ルナちゃんに相談したの。

どうやってそれを表現しよう。普通神様とか魂とか興味もなく、24時間切磋琢磨して生活している人たちがほとんどなわけでしょ。私もそういう時間が1日のうちに何回もあるしね。いろんな本を読んで、知りたくなって心の勉強をした事もあったけど、そんなこと知らなくて、当たり前に生きているひとたちが、ほとんどですよね。それもすごく素敵なことと思うの。ただただ物質社会の中でだけ生きている人達のところへ、琴線に触れる何かを言葉と曲と声でメッセージしていけたらいいと、思ったの。

そこでルナちゃんに、「神様とか魂っていう言葉で、まずプロテクトしてしまう人たちが多いから、今回詩の中に 2つの言葉は入れないでね。」という注文をしたの。あとは自由自在に書いてくださいと言ったのね。そこでルナちゃんが私のCDを聴いてくれたり、私がルナちゃんのお宅にお邪魔して、部屋でミネハハのライブやって、声を聴いてもらったりしているうちに、ルナちゃんの耳が私の声をおぼえてくれていて、サラサラと、この詩を10日後に送ってくれたの。

初めて会って、私の声を聴いてくれて、書き下ろしてくれた詩なの。だからぜひ歌いたかったの。そして世の中に届けたかったの。生れて初めてできた歌詞が「天地をつなぐ物語」だなんて、ほんとうにすごいと思わない?天才文学少年です!!

第2章 曲ができてレコーディング

この歌を世の中に出したいっていう、心からの私の願いで、CDリリースまでにいろいろあったけれど、なんとか整って。じゃあ、作曲は篠原敬介さんにお願いしてみたいわ。でも、歌詞から曲を書くってあまりしない方だから、やってくださるかな?って、まず聞いてみたら、「ミネハハさんの歌だったらぜひ。」って言ってくれて、詩先行で彼は引き受けてくれました。で、待つ事2ヵ月あまり。彼忙しかったからね。2ヵ月待って、ずぅーっと楽しみに楽しみに待っていてね。そして出来上がって、稽古付けてくれて、11月2日にレコーディングってことだったの。

メロディいいでしょ。詩のニュアンスに逆らわないように、天地を意識しながら、そして天女も意識しながら、メロディーラインを考えたっておっしゃってました。

編成はフルオーケストラ。すばらしいですよね生の音というのは、ふるえますよね。それも超一流の方々が揃ってくれましたし。でも不思議と空気がすごく澄んでいたよね、レコーディングスタジオの。楽器の鳴りがとてもよかった。ルナちゃんがパワーを送ってくれたんだと思うんだけど。私のファンの方々もたくさん、応援しててくれたし。「東京タワーの方に向かって想いを送ってね!」って言っておいたから、ビシビシ来てたんだと思う。

演奏者の方々も襟をただして演奏してくれましたね。私が20何年間スタジオミュージシャンとして、コーラスガールとしてやっていた仲間達でしょ。今はソリスト、ミネハハとして、新しいアルバムのために、そこへ立って、自分の歌が歌える。一流の方々が、本当に心を込めて、ヴァイオリンの弓を返してくれる姿を見て、感無量でね。嬉しかった。すべての楽器が歌ってた.....。

自分の望む作曲家と、すばらしい詩をいただいてね、松木美音ではなくミネハハとして、アルバムのためにこれだけの方々に協力いただいて、演奏していただき、音が束になるわけだから。その上に、ソロシンガーとしての私の歌をのせてもらうわけですから、すごい満足感と、至福感だった。

篠原さんが、私をスタジオの中に連れていって「今回の主役のミネハハさんです。」といって、紹介してくれました。みんなはコーラスガールとしての松木美音と20何年間つきあっているわけでしょ。あーなんて素敵な瞬間なんだろうって思った。この曲にふさわしい光景でしたね。いい話でしょ。私の旅立ちの曲でもあるわけです。

それで、すべてのトラックダウン(音調整)をその日の夜までにやらなければならなかったので、すごいピッチで 2曲を録音していきました。篠原さんのアレンジとスコアーもばっちり、ビシッと書いてきてくれたから、あとはコンダクターと私と、篠原さんの3人の息をあわせただけ。わりと早めにオケ録音が終わり、そのあと歌入れをしました。スムーズに、歌入れもすみました。

ルナ君と出会ってからできあがるまで、そう、ちょうど1年よね。98年12月の10日にルナ君が私に送ってくれた詩なのね。それで、ルナちゃんの事務局が主催のコンサート(注:「月の宴」別項参照)が1999年12月9日にあったでしょ、このコンサートで「天地をつなぐ物語」を発表したから。その1年っていっても短かったねー。

11月の2日にこの録音がおわったでしょ。それからの私の変化、大きいと思います。なにがそうしているかわからないけどね。この曲が売れるとか、この曲がなにかのテーマに使ってくれとかぜんぜんそういうところにいないのよ。不思議と。みんなの心に鳴り響け~~~って感じ。結果的にはCDが売れるということだけど。

なんかこの楽曲の上に、ふわーっと、詩の翼、音の翼の上に私が乗っかってね、遊泳している。そんな感じなの。だから焦ってもいないし、企画書、プロモーションなんかも、サンプルCD入れて送らなきゃいけないところがまだまだいっぱいあるんだけど、今までの日常のミネハハのペースをきちっと保ちながら、やるべきことやりながら、送れるところに送ろうかな。それが一番いいタイミングじゃないかなと思うの。私にとっても、送った先にとっても、この曲にとってもね。なんかそんな感じで流れるまんま、やっています。これからは、曲自体の命を尊重することね。

第3章 「天地をつなぐ物語」を歌っている時のイメージ

時空を超えて、光の中からあらわれた天女。篠原さんがそういうイメージで書いてくれたっていうのもあるんだけど、あのオケをきいているとやっぱり世俗的な事とか、小さなトラブルとか人間関係のギクシャクとか、そういうものがふと遠のいてしまうよね。あのイントロでスパーンと違う世界へ持っていってくれちゃうし。不思議な事に、優美な、天空なんだけれども、下がなくてふわふわしているイメージじゃなくて、地上がひとつゾーンを上にあげたところを、想像しながら歌ってるの。お空の上の遠くの天国の世界じゃないのよ。下が上がって来たって、そんな感じ。ちゃんと大地もあるのよ、そこに。それがもっと輝いているの。黒いアスファルトではなくてね。そこでにこにこしながら光を浴びながら私は歌っているって感じかな。

時空を超えるというのはそこなんじゃない?一段上のフィールドを感じながら歌っているわ。

そしてこの曲の間奏で、何も考えないのに手が動くのね。きれいな動きをしていたっていわれたんだけど。それもね、ただただ天女が舞っているんじゃなくて、子供達に話し掛けたりね、小川のせせらぎとおしゃべりしたり、蝶々と一緒に飛んだり、そういうイメージをしていると、自然に手が動くの。地上天国の世界のなかで、あの間奏を泳いでるっていう感じ。

聴いてる方も客席が浮かんでいる感じがしました?

大きく外側に放つエネルギーでしょ!不思議な曲よね。

「これを伝えたいんだ!」っていう、そういうんじゃないの。そういう意気込みもないよね。本当に至福感のなかで、共に感じ響きあおうっていう曲ね。

昔はそこにいたんだよ、人間って。至福感に包まれながら、命をいただいたんだと思うの。みんなはいまからそこに戻れるんだと思う。これからも、あの曲の中でもっとミネハハもその気になるから、それがまたみなさんに伝わるでしょ。

「私が歌っているからあなたがそれを感じたのではなくて、あなたの中にあるものが、私の声によってその時に引き出されただけであって、輝いたのはあなた自身ですよ。」ってことをいいたいのね。ここが一番大事よね。

本当にね、勘違いする人が多いのね。私が教えてあげたのよ。わたしが、感動させたのよ。そうじゃなくて、病気でも治る自己治癒能力をみんな持っているわけよ。それをうまくひきだせるお医者様がすばらしいので、その患者さんが自分で治したいと思う気持ちと、勇気と、気力と、体力があるから治るので、私が治してあげたと思っちゃう人が多すぎるの。だから教祖様になってしまうのね。

上下はなく、フェアーよ、どんな人も...。ただ役割がちがうだけ。

私の歌は、人生の中の喜びや悲しみや、いままでの体験を、すべて歌にのせているの。聴く人が、それぞれの人生に照らし合わせて感じてくれるからこそ、涙したり、鳥肌がたったりするのだと思う。それは自分に感動していることなのよ。

自分を認めてること。そして自分を愛することにつながってくると思うのね。

感動の源は、実は自分の中にあったっていうこと。

癒しのグッズはあなたそのものなの。だからこれから、ミネハハもこの曲によって癒され、希望と夢を抱き、素敵な予感を感じながら、歌い続けていきます。

自分を信じて...。

MINEHAHA